視覚・聴覚の次は「触覚」!?―ミライセンスと挑む、次世代の体験づくり
公開: 2026.11.06 FRI
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手のひらの小さなデバイスから、まるで引っ張られたり押されたりするような「力」や「動き」が伝わってくる――。
そんな直感的で不思議な体験が、いま現実のものになってきています。
空間体験の価値向上を目指す丹青社CMIセンターでは、日々さまざまな先端技術のR&D(研究開発)に取り組んでいます。その中で今、私たちが熱い視線を注ぐ技術の一つが「触覚(ハプティクス)」です。
今回は、脳科学に基づく3Dハプティクス技術のパイオニアである株式会社ミライセンス様と共創で進めている触覚体験開発の取り組みと、先日開催されたハッカソンの様子をご紹介します!
空間体験に「触感」をプラスする挑戦
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CMIセンターでは、ミライセンス様の3Dハプティクス技術を活用し、空間演出やコンテンツ体験への応用を探っています。画像は8月に実施した社内発表会でのデモの様子。
普段私たちが商業施設やイベント会場で目にするデジタルコンテンツの多くは、映像(視覚)や音響(聴覚)を中心としたものです。しかし、ここに「質感」や「手応え」といった触覚が加わることで、体験の没入感が増し、更に印象深い体験になります。
CMIセンターでは、空間における新たな体験価値を創出するため、ミライセンス様とタッグを組み、触覚技術を使用した体験の制作・検証を進めています。
ミライセンス様が開発した「ふしぎな石ころ(echorb)」は、振動によりまるで引っ張られているかのような錯覚や、鼓動の感覚の再現などができるユニークな触覚デバイスです。大阪・関西万博やテーマパークなどでも採用され、大きな話題を呼びました。
現在ミライセンス様では、現行の「ふしぎな石ころ(echorb)」をベースに、今後の展開を見据え後継機の開発・検証を進めています。後継機にも現行の「ふしぎな石ころ(echorb)」と同様に、前後左右の動きを表現するデュアル振動アクチュエータが用いられています。
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「ふしぎな石ころ」の後継機。電源ボタンや充電ポートの追加など、使いやすさを向上する仕様を検討されています。なお、製品化の有無や最終的なデザインは現時点では未定です。
3Dハプティクス技術
引っ張られるような「力覚」、堅さ・柔らかさという「圧覚」、触り心地につながる「触覚」を再現できることが特徴の技術。(参考:株式会社村田製作所Webサイト)
次世代の触覚表現に挑む!アプリ開発ハッカソンを開催
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ハッカソンの様子
この「ふしぎな石ころ」後継機の秘めたる可能性をクリエイターたちとともに探るべく、株式会社ミライセンス様主催の「ふしぎな石ころ後継機で体験アプリをつくるハッカソン」が開催されました(会場:村田製作所みなとみらいイノベーションセンター)。
会場には、エンジニアやUXデザイナー、美術・工学系の大学生から経営者まで、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが集結。丹青社CMIメンバーも9月12日の初日にお邪魔し、熱気あふれる現場を見学させていただきました。
イベントはミライセンス様によるデバイス説明と実機体験からスタート。参加者の約7〜8割が今回初めて「ふしぎな石ころ」後継機に触れるということで、実際に手に取って振動や動きを確かめた瞬間、「あ〜!」「お〜!」と驚きの声が上がります。
特に2台両手持ちで体験したときのリアクションの大きさが印象的でした。
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ふしぎな石ころを実際に手に持ち、力や動きの表現を確かめる参加者の皆さん。初めての体験に「あ〜!」「お〜!」と歓声が上がる。
実機体験で手元に伝わってきた感覚をもとに、付箋や画用紙へアイデアを個々人で書き出していきます。自身の趣味や推し活、ライブ演出補助から教育・社会課題にかかわる分野まで、幅広くさまざまなアイデアが飛び出しました。
その後、全員投票で選ばれた上位5つのアイデアをもとにチームを結成。体験ストーリーを組み立てるチームもあれば、すぐにコードを書き始めるチームもあり、それぞれのカラーが出た白熱の議論とプロトタイピングが行われました。
会場内は終始ポジティブな熱気に包まれており、参加者同士が持ち込んだデバイスを紹介し合ったり試したりと、まさに「R&Dの現場」そのものの空気感でした。
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個性あふれるアイデア出しとチームビルディング。
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参加者・審査員全員でアイデアに投票。選ばれたアイデアの考案者が熱いプレゼンを行いました。
『超文化祭』でも共創を推進!
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『超文化祭 2026』に向けてコンテンツを絶賛開発中。何やら台に乗っています…
触覚技術は、ゲームやエンタメ領域にとどまらず、演出や展示、さらにはユニバーサルデザインまで、空間体験の未来を大きく変えるポテンシャルを秘めています。
CMIセンターでは、これからもミライセンス様をはじめとするパートナー企業の皆様とともに、先端技術を誰もが楽しめる「心動かす体験」へと翻訳・昇華させる挑戦を続けていきます。
なお、今年開催されるCMIセンターのイベント『超文化祭 2026』においても、ミライセンス様にご協力いただき、触覚を活用した特別な体験コンテンツを出展予定です!
どのような体験が生まれるのか、ぜひご期待ください。
文:CMI開発メンバー・S
